Wed, July 14, 2004

Igor Pro lecture No. 6

データにノイズを入れる方法 (gnoise)

データ解析ではあまり必要ではありませんが、いろいろなシミュレーションデータの作成に、乱数を発生させる命令は役に立ちます。

wave1= (wave0 ^2+3* wave0)*(1+gnoise(0.1))

とコマンドラインで入力してみましょう。

gnoise 関数は、平均値が「ゼロ」である正負の乱数で、これらの分布はガウス分布に従います。前回のwave1のデータに、1+gnoise(0.1)をかける事で、実際の実験データのように若干の乱れを導入する事ができるわけです。ちなみに、( )の中の数字は分布の広さを表しますので、この値が大きいほど上下に乱れたデータが作成できます。

上のような図になれば成功です。 今回は、logスケールにわたるデータであるため、1+noiseをかけましたが、ノイズを足してもいいかもしれません。各自チャレンジして下さい。

posted at July 14, 2004 05:20 PM

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Polymer Molecular Engineering Laboratory
Department of Polymer Science and Engineering,
Kyoto Institute of Technology,
Matsugasaki, Sakyo-ku, Kyoto 606-8585, JAPAN