Mon, July 12, 2004

Igor Pro lecture No. 4

(1)waveにおける p (point) の意味 (2)tableの作成

前回は、makeでwaveを作成した。

make/O/D/N=5 wave0

とコマンドラインで入力してみよう。
(ちなみに/Dは、waveが32ビットの浮動小数点である事を意味する)

wave0={0, 1, 3, 5, 7}
とコマンドラインで入力してもよいが、今回は表を作成してみよう。

■IgorProのWindowsメニューから、「New Table...」を選ぶと以下のようなwave選択画面が現れる。


さらに先ほど作成したwave0を選んで、実行(Do it)を選ぼう。すると、以下のような表が現れるはずだ。

この表中に、データを手入力してもよいが、今回はもう少しだけwaveの扱いに慣れよう。

■wave0=1と入力してみよう。
これですべてのデータが1になったはずだ。

今度は、wave0=p と入力してみよう。
これで0から4までのデータが入力されたはずだ。
p は、wave配列の配列番号を表すので、「wave中の何番目のデータ」というのを指定するのに使える。これは後日説明する。
また、wave0=x と入力しても同じだ。
x と p には本当は深い意味があるが、wave1 を wave0に対してプロットして使う人にはみな同じだ。これについても後日落ち着いて解説する。

■もう少し多くの配列からなるwaveを作ってみよう。

make/O/D/N=100 wave0, wave1

上の命令によって、100個の配列からなる二つのwaveが作られる。
さらに、New Tableメニューから呼び出しても良いが、

edit wave0, wave1

で、表を呼び出してみよう。そう、edit は、「New Table...」をメニューから選ぶのと同様、表の作成を行う命令だ。

■ さて、今日はこのへんでお開きとしよう。ところで、x軸のデータwave0が、0.001から100まで、y軸のデータwave1がy=x^2+3*xのデータを作成できますか?次回はこのデータの作り方を説明します。

posted at July 12, 2004 05:13 PM

« Igor Pro lecture No. 3 | ホームに戻る | Igor Pro lecture No. 5 »

さんのサイン・インを確認しました。 (サイン・アウト)

(いままで、ここでコメントしたとがないときは、コメントを表示する前にこのウェブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)


情報を登録する?


Polymer Molecular Engineering Laboratory
Department of Polymer Science and Engineering,
Kyoto Institute of Technology,
Matsugasaki, Sakyo-ku, Kyoto 606-8585, JAPAN